Home > 2010年07月

2010年07月 Archive

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  • Comments (Close): -
  • TrackBack (Close): -

生駒山系南端エリアの聖地(後編)

  • Posted by: 藤田祐一
  • 2010-07-23 Fri 22:30:16
  • 聖地
またえらく間があいてしまいました。
生活費を稼ぐための労力がどんどん増大していく・・・
世知辛い世の中ですなぁ~



生駒山系南端エリアの聖地(後編)


出発時のなんとなくのイメージでは、
河内堅上駅から金山彦神社~金山媛神社を経由してそのまま183号線を進み、
適当なところで左手(南方向)に向きを変えて三室山を目指すつもりだった。
がしかし、金山媛神社の謎の神・「透神」の背後の山がとても気になりそっちへ登ってみた。
登り道の脇には道に沿うように岩が帯状に隆起していたり、磐座らしい立石が斜面にチラ見えしたりで
やはり製鉄一族が一帯で活動していた気配がビンビンである。
息を切らせながら細道を登りきると、驚いたことにそこには秘境が!ということはなく
昭和期そのままという感じの集落だった。

IMGP9392_20100728231939.jpg

IMGP9399_20100723221535.jpg

IMGP9398-1.jpg

仙人のような謎の老人に秘儀を伝授されたり、道に迷ったギャルと運命の出会いをすることもなく、
こちらを怪しむふつうのおばさんに会釈しつつ「この人は製鉄一族の末裔かもしれん」と思ったりしながら
集落を降り、再び183号線に合流。ひたすら進む。しかし想像以上の急こう配でキツイ。
「ただのグーグルマップでなく等高線の入った地形図ももってくるべきだった・・・」

目指すは「三室山」。「みむろ」と名前がつく山ということは信仰の対象だったにちがいない
という手前味噌な解釈に基づいた判断だ。
そして方向的には、三室山を越えると三郷駅の方に出て龍田大社まで回れるという魂胆だった。

しかし、国道を登れば登るほど周囲は三方が山状態で、どれが三室山なのかわかならい。
手持ちのぐぐるマップにも道は載ってなくて「南東方向」というアバウトなことだけがわかっている。
しかし道というものはずっとまっすぐに伸びているわけではない。
しまいには方向もよくわからなくなって、暑いし、しんどいし、三室山はもうあきらめムードになった頃、
なんとなく気に入った脇道へ「エイヤ」で右折。進んでいるとはるか遠方の眼下に街が見える。
どこの街かわからないが、とりあえず山中で路頭に迷うことはなさそうでちょっと安心する。

IMGP9402_20100723221602.jpg

さらに進むと細い脇道があり「古神社跡→」の看板が。なんとなく直観でそちらに方向を変え森の中に入っていく。
なかなかいい感じだ。やる気も復活してきた。ずんずん進むと古い井戸の跡があり、続いて小ぶりな立石が見える。
ここは特殊な場所だなと思っていると、なんと「龍田神社本宮跡」という石碑を発見。
聖地を探して歩いていて、こういう出会いの瞬間は本当にうれしい。
向こうも待っていてくれて、偶然か必然かわからない遭遇の喜びをお互いに分かち合うような心境。
もちろん「待ってくれていた向こう」とは一体誰なのか、よくわからないのは言うまでもない。

IMGP9403.jpg

IMGP9407.jpg

山の斜面に築かれた神社跡にしばらく佇んでいると龍田神社が風の神を祭る理由がよくわかる。
季節がよかったこともあるが、極上の心地よい風が流れ続けているのだ。
ちなみに適温の水や優しい風やヌルヌルしたもの?などがカラダの皮膚を撫でていく流体感覚を
最上級の快楽に位置付けている者としては、ここの極楽度はバリのウブド級である。

IMGP9411.jpg

IMGP9416.jpg

IMGP9422-1.jpg


風の神さまの愛撫をたっぷり堪能し、そのまま山を下っていくと神山独特の雰囲気が色濃くなり、
下界に近づきまた薄くなっていく。低い山なのだ。道も整備され、展望休憩所が現れる。
そこの看板を見て驚いた。降りてきた方向に矢印を向けて「←三室山」と書かれていた。
なんと図らずも、三室山の頂上から途中の神社跡を経て、下山してきていたのだった。
説明書きを見ると、古代から信仰対象であったらしく古墳もいくつか見つかっているらしい。

下山し三郷駅の街に出て龍田大社を目指す。
大社だけあって立派だがそれだけなイマイチ感が漂う中、
本殿左奥にある摂社の「白龍神社」だけは凄かった。
周囲は宅地造成などで開発されつくしているのだけれど、
非常にプリミティブな信仰エネルギーが残存している感じ。
最後に三郷駅近くの神奈備神社に立ち寄り、長い一日が終わった。

IMGP9466.jpg
IMGP9470.jpg
白龍神社(上下とも)

IMGP9475-2.jpg
神奈備神社

帰宅後調べていたら、よくわからなくなった辺り以降はかつて龍田古道と呼ばれていて熊野古道よりも古いこと、
三室山の背後には龍田山がありその山頂には「御座峰」と呼ばれる風神の降臨地があって自分が歩いたルートでは
ニアミスを犯していたことがわかった。
いま一歩、聖地センサーが抜けているのは相変わらずである。

後日、再訪したのは言うまでもない。



Index of all entries

Home > 2010年07月

タグクラウド
ブログ内検索
RSSフィード
リンク

Return to page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。