Home > スポンサー広告 > 儚さに輝くゼロ地帯(汐溜サイト)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Comments: -

Comment Form
Only inform the site author.

Trackback+Pingback: -

TrackBack URL for this entry
http://sixsense.blog55.fc2.com/tb.php/14-94ae7252
Listed below are links to weblogs that reference
スポンサーサイト from  空間快楽主義 

Home > スポンサー広告 > 儚さに輝くゼロ地帯(汐溜サイト)

Home > 都市空間 > 儚さに輝くゼロ地帯(汐溜サイト)

儚さに輝くゼロ地帯(汐溜サイト)

  • Posted by: 藤田祐一
  • 2006-04-05 Wed 23:54:39
  • 都市空間
東京 新開発エリア
汐溜サイト

20060406024056.jpg

東京の個人的な印象を一言でいうと、
「薄い」になります。

空を含めた空間のイメージがやたらに「薄い」のです。

東京には8年間住んでいましたが、
当時はそれほど強くは感じませんでした.
でも、関西へ戻ってきてから、たまに東京へ出かけると
新幹線で横浜を過ぎ、多摩川を渡ったあたりから、
水彩画の世界のような、関西とは空気の成分構成が
全然違う異質空間へ侵入していくような感じがします。
海外から東京へ入ると尚更ですね。

近年のガラスや透過素材を多様した東京の
建築ブームも影響しているような気がします。

そして、その印象を象徴しているのが、
最近新しく開発された「汐留エリア」ですね。

出来たてのピカピカでガラスに覆われた
高層ビル群の足元にたたずんでいると、
結局人が住むことがなくピカピカのまま廃墟になった
未来都市遺跡に紛れ込んだような気分になります。
決して悪い気分ではないのですが・・・
P1000079mini.jpg

さらにそのような地表の構造物だけでなく、
この土地自体の地場は「薄さ」を通り越して
完全なゼロ地帯である、気がします。

磁力が全くないニュートラルで透明な
まるでクリスタルのような土地です。

現在の東京の土地はかなりの部分が江戸時代から
徐々に埋め立てられて出来上がってきたものですが、
この汐溜エリアはその埋立地の中でも最も新しい埋立地
なのでしょうから「地場ゼロ」であるのも無理ありませんね。

「ゼロ」ということは、悪く言えば「味がない」。
良く言えば「土地に執着性のエネルギー」がない。
つまり、戦いや人々の生活の営みの痕跡や喜びや悲しみ、
恨みなどのエネルギーが全く付着していない
まっさらの地帯であるということでもあります。

そしてそのような場に集まっている企業を並べてみると
面白い特徴が見えてきます。

ズバリ、メディア関係企業が多いのです。
・日本の放送局を代表する日本テレビ
・日本最大の広告代理店「電通」
・国内第2位の広告代理店「博報堂DYホールディングス」
・ニュース通信社である、共同通信社
・IT社長の先駆け孫氏率いるソフトバンク・・・

一代メディア集積地が築かれようとしていますね。

中でもジャンヌーベルが設計に携わったことでも有名な
「カレッタ汐留 電通ビル」はこのエリアの中でも特に印象的です。
人を気高く威嚇しながらも惹き付けてやまないような
怪しい魅力を放つその姿は、現代人の欲望が終わりなき
差異化の果てに葬られていく未来の火葬場のようです。
(言いすぎでしょうか?)
20060406024045.jpg

情報産業とは実態のない記号の差異を日々生み出し続け、
その差異を猛烈なスピードで葬り去っていく産業である
という見方もできますし、その差異を私たちの無意識の
欲望と直接繋げていく仕事であるということもできますね。

思想家の中沢新一氏は著書「アースダイバー」の中で
縄文期には岬や突端部であった部分が古代の聖地や
墓地であった(その後神社やお寺になります)事例が
非常に多く、現代には不思議と電波塔や放送局のビル
が数多く建っていることを明らかにしています。

その意味では新橋からJR線を挟んだ反対側の
東京タワー~芝公園一帯が古代の岬エリア(聖地)と
重なっていたようです。
汐留エリアは最近まで完全に海だったのでしょうが、
新しい突端部分(墓場)として人々の無意識がメディア企業を
集積させたのかもしれませんね。

それにしても、ここは30年、50年後は一帯どうなるのでしょうか?
ガラスの世界はピカピカに磨き続けなくてはならない。
光を反射することで逆にその本質を隠すことができるから。
それができなくなったとき、輝く世界は一夜にして
廃墟と化すでしょう。

そのような「儚さ」だけが
このニュートラルな空間を
微かにうっすらと色づけている
そんな気がします。

20060406024010.jpg


人気blogランキング参加しています。ご協力のワンクリックを
スポンサーサイト

Comments: 0

Comment Form
Only inform the site author.

Trackback+Pingback: 0

TrackBack URL for this entry
http://sixsense.blog55.fc2.com/tb.php/14-94ae7252
Listed below are links to weblogs that reference
儚さに輝くゼロ地帯(汐溜サイト) from  空間快楽主義 

Home > 都市空間 > 儚さに輝くゼロ地帯(汐溜サイト)

タグクラウド
ブログ内検索
RSSフィード
リンク

Return to page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。