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生命が揺らぐ慈愛の空間(宝塚カソリック教会)

  • Posted by: 藤田祐一
  • 2006-04-11 Tue 23:59:06
  • 建築
兵庫県宝塚市
宝塚カソリック教会
20060412024737.jpg


キリスト教について詳しいわけではありませんが、個人的には、
天にいる神や天上界にある天国へ向かって祈りや想いを捧げる
「上昇志向の宗教」ではないか、と思います。
死んだ後は魂が天使に導かれて天へ昇っていくという
イメージが象徴的ですね。
(「フランダースの犬」のネロの最後ように・・(涙))

重力に支配され、さまざまなものが混在するこの世界に対して、
天は重力から開放され、軽やかで透明な光に満ちた純粋世界です。

教会はそういった上方世界への通路や窓口のような装置として
救済を用意するのだろうと、先入観を持っていました。

しかし、日本を代表する建築家・村野藤吾氏が手がけた
この教会の救済はちょっと様子が異なります。

コルビュジェのロンシャン教会と比較されることも多い外観は、
まるで爬虫類や甲殻類の生き物のように生々しく、
のたうちまわるような生命力をもつ巨体として迫ってきます。
20060412024802.jpg

20060412024814.jpg

中へ入ると、外観の奇抜な印象とは異なり、どっしりとした
安定感や安心感に包まれた穏やかな空間が迎えてくれます。

全体に曲面が多様されていて光がうねるように拡散していく
その様子は構造体や建築物の中というよりは
洞窟の中で松明に囲まれて佇んでいるような感覚に捉われます。

特に天井は屋根の曲線に沿ってゆったりと波打つように
木材が張り巡らされ、空間に独特な重力を発生させている
気がしました。
しかしそれは決して重苦しく不快なものではありません。

逆に何かに守られているような、まるで「命の揺らぎ」が
この内部空間で共鳴しあっているような心地よさがあるのです。
20060412024845.jpg

20060412024856.jpg


これを非キリスト教的な愛の感覚と言えば、お怒りを買うでしょうか?

純粋で天界への上昇を志向するような透明な愛の空間ではなく、
もっと大地に根ざし、人間の欲望や雑念や日常のしがらみも
すべて含んだ営みを包み込み、天へ昇華させずに肯定する。
そんな愛の空間です。

もちろん教会が人々の日常の苦しみや日常を引き受けていない
ということではありません。
空間としての救済の志向性が異なるのではないかと思うのですね。

ここにはゴシック大聖堂のような天上界から見下ろす超越者の
視線はなく、同じ地平に足を踏みしめながら人々を救おうとする
「地の救済」への情熱が満ちていると思うのです。

20060412024938.jpg


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