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「和」の幾何学(国立京都国際会館)

  • Posted by: 藤田祐一
  • 2006-05-13 Sat 00:43:31
  • 建築
京都市左京区宝ヶ池
国立京都国際会館

20060513002248.jpg


「和」の幾何学

1966年にオープンしたこの会館は、先立って設計者を選出するにあたり
公開コンペ(公開競技設計)が実施されました。

日本で最初の本格的な国際会議場として
「世界の人々を迎えるのに充分」であることはもちろんのこと、
「伝統の現代化」や「戦後日本というものをいかに表現しうるか」が
議論の主題となったそうです。(このコンペは東京の国立劇場、
最高裁判所と並んで戦後日本の三大コンペの一つと言われています)

芦原義信や菊竹清訓など当時の精鋭建築家を押しのけて
最優秀賞に輝いた大谷幸夫(当時は設計連合)の作品は、
40年前の当時だけでなく、いまでも「伝統の現代化」という
テーマにおいて非常に説得力があるように感じました。

一見して、神社や合掌造り民家、高床式倉庫など
伝統建築を連想させるモチーフが目白押しですが、
つぎはぎ状態にならずに洗練されたトータルな建築として
成立しているのは、「和の幾何学」ともいうべき造形原理が
発見・適応されたからではないか、と想像します。

その原理とは「傾斜した柱と水平の梁とで構成される台形
と三角形」に尽きると思います。

20060513002317.jpg 20060513002426.jpg

20060513002330.jpg

20060513002341.jpg

調べてみると、設計デザインにあたっては、
「稲架け」がモチーフになっていたようです。

「なるほど、そういう発想法があったか・・・」
という感じですね。

しかし、「稲」がデザインモチーフの中心だとすると
とても面白い繋がりが見えてきます。

例えば、外観から連想させる高床式倉庫は
刈り取った稲を保管しておく場所(=稲倉)ですし、
日本の神社の中心である伊勢神宮の正宮は
その稲倉=屯倉(みやけ)の形が元になっています。
また民家の茅葺屋根にも稲わらを使うことがありますしね。

どこまで意識されていたのかはわかりませんが、
「稲」を設計コンセプトの核に据えることで、
日本人の遺伝子から半ば自動的に和の「造形原理」が
導き出されてきたのではないでしょうか。

当時の「柱はまっすぐである」という固定概念を打ち破るような
画期的な創造性(跳躍)は、机上のアイデアや思い付きではなく、
もっと深い日本の伝統精神の集合的無意識からつかみ出されてきた
アーキタイプ(原型)なのでしょう。

※残念ながら内部は見せてもらえませんでした。税金分
  ぐらいは見る権利があると思うのですけどねぇ・・・
20060513002405.jpg


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