Home > スポンサー広告 > 洞窟という感覚装置(ケレベッキホテル)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Comments: -

Comment Form
Only inform the site author.

Trackback+Pingback: -

TrackBack URL for this entry
http://sixsense.blog55.fc2.com/tb.php/69-5068bcb2
Listed below are links to weblogs that reference
スポンサーサイト from  空間快楽主義 

Home > スポンサー広告 > 洞窟という感覚装置(ケレベッキホテル)

Home > ホテル > 洞窟という感覚装置(ケレベッキホテル)

洞窟という感覚装置(ケレベッキホテル)

  • Posted by: 藤田祐一
  • 2006-12-12 Tue 18:38:34
  • ホテル
カッパドギア ギヨメレ村
ケレベッキケイブホテル&ペンション

トルコのEU加入問題が一時凍結された模様。EUに加入すると
(対円で)物価が高騰するのは目に見えてるからよかったような、
情勢の安定化のためには残念なような・・・・


20061212180941.jpg



洞窟という感覚装置


岩の洞窟で暮らすのはどんな気分なのか?

カッパドギアは壮大な奇岩の風景だけではなく、4世紀前後から
キリスト教の修道士が洞窟を掘って住み始めたことでも有名です。

設備の整った洞窟ホテルでの滞在を本物の洞窟生活と
同一視はできないでしょうが、とにかく岩の部屋で寝泊りしてみたい
と思い、その気分が味わえそうなケレベッキを選びました。

20061212180954.jpg 20061212181127.jpg

眺めと部屋のセンスがよいホテルとして人気も高いらしく、村の人々に
「どこに泊まっているのだ?」と聞かれて「ケレベッキ」と答えると
みんな「おぉ、いいホテルだ」と反応します。

確かに眺めは最高で、部屋のところどころのディテールにもこだわりや
工夫が感じられたのですが、飛びぬけて素晴らしいデザインセンスだとは思えず、
むしろ岩肌(実際は石材かも?)むき出しの天井や壁面が
期待通りプリミティブな空間感覚を堪能させてくれました。

20061212181402.jpg


20061212181007.jpg 20061212181018.jpg

20061212181029.jpg 20061212181052.jpg

20061212181150.jpg 20061212181235.jpg

20061212181302.jpg 20061212181347.jpg


村は標高が高く、西側を山で囲まれているため、
夕方5時頃には一瞬であたりは闇に包まれ、一気に冷え込んできます。
そして6時頃には村の中心部でもほとんど人通りがなくなります。
(夏の観光シーズンは違うでしょうが)

ケレベッキはそんな村の外れのさらに高台に位置しているため
夜中は完全な静寂に包まれるのです。

深夜に目が覚めると、雪が積もった朝のように世界が静まりかえっています。
岩もまた音を吸収するのでしょうか。


まったくの静寂の中にいると、何が聞こえてくるかご存知でしょうか?

神のお告げとかそんな話ではありません(念のため)

自分の耳鳴りの音が聞こえるのです。

キーンとシューがミックスされたような音です。
既存の擬音では表現できないですね。

15年ほど前にスコットランドを旅したときのことを思い出しました。

ある島の人里はなれてポツンと建つB&B(民宿)に泊まった夜に、
僕は初めて完全な静寂で聞こえてくる自分の耳鳴りの音を知ったのでした・・・


普段ではあり得ない環境なので最初は落ち着かないのですが、
だんだんと慣れてくるに従って浮つく心が岩に囲まれた空間に
しっかりと収まるようになり、感覚も鋭敏になっていきます。

ロウソクのゆらめく炎や朝陽が部屋に差し込んでくる様子を眺めているだけで
何かに自分の内部が満たされていくような気分になります。

20061212181845.jpg 20061212181852.jpg

20061212181903.jpg 20061212181039.jpg


「自分たちが生きる世界はもっとシンプルでいい」
「感覚さえ開いていければ、味わえるものは無限にある」
そんな気がしてきます。

「生活を取り囲むモノや情報が増えるに従って、感覚が閉じていく」
「モノや情報量が増えても、幸せ感の増大には繋がらない」
とはよく指摘されますが、常にインプットに必死になっている日常生活にこそ、
強制的にでも過剰なモノや情報から感覚を隔離する時間・空間が
必要なのかもしれません。

何もない夜が、ずっと記憶に残る。

そんなホテルでした。

20061212181410.jpg


ブログランキングに、ご一票をお願いしますm(_ _)m
スポンサーサイト

Comments: 0

Comment Form
Only inform the site author.

Trackback+Pingback: 0

TrackBack URL for this entry
http://sixsense.blog55.fc2.com/tb.php/69-5068bcb2
Listed below are links to weblogs that reference
洞窟という感覚装置(ケレベッキホテル) from  空間快楽主義 

Home > ホテル > 洞窟という感覚装置(ケレベッキホテル)

タグクラウド
ブログ内検索
RSSフィード
リンク

Return to page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。