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伊藤 URL 2006-12-23 Sat 09:40:11

ルーミーのお誕生日も終わりましたが。藤田さん、ピーター・ブルックの、グルジェフの生涯を素材にした映画「注目すべき人々との出会い」は必見すよ。イスラム建築の地下世界に圧倒!

エッジ URL 2006-12-23 Sat 15:01:55

貴重な情報ありがとうございます!ぜひ観てみます!グルジェフといえばライトの何番目かの嫁(タリアセン仕切ってた人)もグルジェフの弟子だったような・・・楽しみです。ところで、もしかして伊藤先生…?

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シャーマニズム+世界宗教の匂い(インジェ・ミナーレ博物館)

  • Posted by: 藤田祐一
  • 2006-12-19 Tue 17:50:58
  • 建築
トルコ・コンヤ
インジェ・ミナーレ博物館

寒い、、、、寒い。。。。
南の島へ逃避したい・・・


20061219172708.jpg


シャーマニズム+世界宗教の匂い

カッパドギアの次に向かったのは長距離バスで4時間ほど
の距離にあるコンヤという古都でした。

道中の風景は、痩せた灰色の荒野と丘陵地帯が延々と続くといった印象で
カッパドギアとはまた異なったアナトリア地方の風土感覚が
記憶の中に刻み込まれました。

20061219172719.jpg

スケジュール的にちょっと無理をしてこの街を組み入れたのは、
どうしても観たかったものが二つあったからで、
ひとつは次回紹介予定のメヴラーナ博物館と
もうひとつがこのインジェ・ミナーレ博物館でした。

ここはもともと1265年に建てられた神学校をそのまま
利用しているのですが、知る人ぞ知る、トルコを代表する
建築芸術作品だということでぜひ観たいと思っていたのです。

到着してまず驚かされるのが、ファザードです。
碑文帯と幾何学的なモチーフが混ざり合った豊潤な装飾は
ガウディも真っ青という感じで、イスタンブールで見てきた建築物とも
異なるカテゴリーにあることを予感させます。

20061219174701.jpg 20061219172727.jpg
20061219173210.jpg


そして内部空間へ進み、その印象は一層強くなります。

イスタンブールの洗練されたモスク(ジャーミィ)とは対照的に、
ここは、もっと原始的で、荒々しく、精神の深部をえぐり出すような
マジカルな匂いがプンプン漂っています。

マヤやアステカあたりの供儀空間に通じるものがあるような気もします。
F.L.ライトが訪れていたら絶対ひそかに引用(盗用?)してたでしょう(笑)

そして長くこのブログを読んで頂いてる人ならお分かりでしょうが、
僕もメチャメチャ好きな空間です。生理的に、好きです。。。

20061219173103.jpg

20061219172737.jpg 20061219173732.jpg

20061219173957.jpg 20061219173743.jpg


ここもまた「どこか違う世界に連れ去られたい」願望を
一瞬にして満たしてくれる稀有の空間なのです。

さて、建築構造的にはイスタンブールのモスクと連続、類似する要素を
多く持ち、同じイスラム教を背景としながらこの空間の質的印象の違いは
どこから生じているのでしょうか?

まず挙げられるのが時代の違いです。

イスタンブールで観たモスクが造られたのが
16世紀頃に隆盛を誇ったオスマン帝国時代、
このインジェ・ミナーレは13世紀のセルジューク・トルコ朝
(ルーム・セルジューク朝)の時代です。

ルーム・セルジュークとはイラン(当時のペルシャ)を一時期支配した
セルジューク朝の分家みたいな一派で、アナトリア地方を中心に
200年強ほど続いたようですが、その内実について詳しいことはよくわかりません
(資料もなかなか見つからない・・・)

同時代コンヤはセルジューク朝の首都であり、学問と芸術の中心地として栄えると同時に
イスラーム神秘主義(スーフィズム)のメヴレヴィー派(創始者:ルーミィー)
という有力教団の拠点であり信者の最重要巡礼地でもあったようです。

イスラムの2大潮流であるシーア派とスンニ派とはちょっと距離を置いて、
陶酔行為を含む修行によって個人として直接神の核心へ近づいていこうと
するのがスーフィズムですから、その精神文化が同時代の建築に影響を
与えたことも十分推測できます。

しかし、それだけではないようにも思えます。

セルジューク朝を構成していたトルコ族はイスラーム化する10世紀以前は、
天および祖先崇拝やシャーマニズムがその信仰を形作っていました。
そして、スーフィたちの布教によって、シャーマニズムとイスラム神秘主義とが
融合していく形でイスラム化していく側面があったようなのです。
逆に言えば、イスラム化された後もシャーマニズムの痕跡が
色濃く残っていたということですね。

バリのシャーマニズムとヒンズー教が融合したのと同じようなことが
トルコのアナトリア地方で起こっていたのかもしれません。

もしそうであれば、インジェ・ミナーレの空間がもつ神秘主義の匂いも、
感覚的に納得がいきます。

では、16世紀のモスクにはなぜその匂いがあまり感じられないのか?

それも含めて今後の研究課題ですね。

20061219174639.jpg



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伊藤 URL 2006-12-23 Sat 09:40:11

ルーミーのお誕生日も終わりましたが。藤田さん、ピーター・ブルックの、グルジェフの生涯を素材にした映画「注目すべき人々との出会い」は必見すよ。イスラム建築の地下世界に圧倒!

エッジ URL 2006-12-23 Sat 15:01:55

貴重な情報ありがとうございます!ぜひ観てみます!グルジェフといえばライトの何番目かの嫁(タリアセン仕切ってた人)もグルジェフの弟子だったような・・・楽しみです。ところで、もしかして伊藤先生…?

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