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光輝く落日の宮殿(ドルマバフチェ宮殿)

  • Posted by: 藤田祐一
  • 2007-02-14 Wed 02:13:20
  • 建築
トルコ イスタンブール
ドルマバフチェ宮殿

やっと更新。すいません、さぼってるわけではないのですが、
仕事と遊びで日々が飛ぶように過ぎていってしまい・・・
ちょっと気合入れなおします!次回でトルコシリーズは最後の予定です


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光輝く落日の宮殿

エフェスからイスタンブールに戻り、
カッパドギアで出会った韓国人女子大生二人組と
エフェスで出会った日本人男子大生の4人で落ち合い、
予定になかったドルマバフチェ宮殿を訪れました。

その日は、「若い子達と楽しく過ごせばいいか」程度の軽い
気持ちだったのですが、すいません、舐めていました・・・
みんなでひと回りした後、すぐに一人でもう一度回り直しました。

旅の終盤で初心に還る、でもないですが、
豪奢の限りを尽くした空間、装飾、調度品のオンパレードは
旅の最初に思った「ワールドクラスの富の蓄積」というものが
一体どういうものなのか、まざまざと見せつけられました。

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この宮殿は、31代スルタンが19世紀中頃に木造から建直して以来、
オスマン朝最後のスルタンまでの居城として、そして共和制トルコ
建国の父アタチュルクの政務場所として使われたことでも有名です。

大雑把にいえば、中世時代はイスラムが経済でも文化でも
世界の先端を走っていたわけですが、近代以降キリスト教・ヨーロッパが
世界のトップランナーに躍り出ることになりました。
ですから、この宮殿の時代はオスマン帝国やイスラム世界の
最盛期・青春期が終わったあとの衰退期・老衰期だったはずです。

しかし、数百年続いた世界の富の集積というものは、
石焼ビビンバのように火が消えた後もグツグツと
長きに渡って文化を成熟・爛熟させるもののようです。

だたし成熟・爛熟期とは崩壊への潜伏期間でもあります。

例えば、この宮殿の建築様式は、良くいえばオスマン様式と
ヨーロッパのバロック様式の折衷・融合と言えるかもしれませんが、
意地悪く観れば、ヨーロッパの強欲商人達のいいように
カモにされ続けた産物といえるのかもしれません。
「あそこはヨーロッパ最高の最先端のものだと言えば
なんでも売れるぞ」みたいな陰口を叩かれながら(妄想です)

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例えば、広大な宮殿内部の上方を見ながら移動すれば
「ここはシャンデリア博覧会の会場か!」と突っ込みたくなるぐらい
意匠をこらした豪華なシャンデリアが次々と現れてきます。
しかもすべてが天井の独自デザイン・装飾とコーディネートされているのです。

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シャンデリアだけではありません、カラーフィルターがかった
採光窓や形状に凝った天窓、万華鏡のような光景を作り出す
調度品などなど、あらゆる手法を駆使してあらゆる空間が
「ようこそ、無限の光パラダイスへ」状態と化しています。

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トプカプ宮殿・ハレムがタイル装飾でキラキラパラダイスだったのに対して
ここは乱反射やゆらぎ、屈折など光を直接制御する技術の粋を集めることで
キラキラパラダイス(天国)の地上化が図られているかのよう

確かに凄い、目を奪われます。しかし、しかし・・・なんーとなく、
味わい感というか深みに欠けるような物足りなさがあるのです。
具は豪華だけど、出汁をとっていない鍋の味みたいな・・・

ツアースタイルの見学ルート最後になる吹き抜け大ホールが
クライマックスです。ここはホントに腰が抜けます。

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例えば、高さ36mの天井からつるされたシャンデリアは
ヴィクトリア英国女王からの献上品で、750のキャンドルが
灯される特注のバカラ製、重さ4.5t・・・。

このスケールの大きさと豪華さを前にしては
「やっぱり貧乏ってあかんのかな・・・」と呟く他ありません。

しかし敗北感に打ちひしがれながらも微かな違和感を頼りに
この大空間を再スキャンしてみると・・・見つけました。
天井ドームに描かれた絵画装飾。なんだかちょっとバブル期の
テーマパークのようです。

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無論、しかるべき人のしかるべき絵なのでしょうが、
このセンスがやっぱりオスマン帝国の落日を現している気がするのですね。
「こんな絵は、いらん」と思いませんか?

独自の高みに達した誇り高きオスマン文化にとってこの絵は
ゆっくりとヨーロッパ新興文化に侵食されていったシミの如く
僕には見えてしまいます。


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